なんだかランチェスター戦略といいますと、「計算機をもっていかないと、いけませんね」などとよく言われることがあります。
よくよくお話を聞いて見ますと、以前ランチェスター戦略のセミナーがあった時に、その参加条件として『計算機持参』と言う事があったとのこと・・・
私とランチェスター法則との出会は、ベンチャー企業を東京の青山で立ち上げてすぐの頃、実際の店舗の出店戦略をどうして行くかにホトホト悩みぬいていた時期でした。
近くの本屋さんで何冊もの市販されている「ランチェスター本」と言われる本を買い漁り、どうしたらよいのかを必死で探していた時期でした。
しかし残念ながら、どんなに本を読んでもいま一つ自分の理解力が及ばず「これを一体どのように具体的に経営に生かせばよいのだろうか???」と悩んでいました。
そんな時に私は偶然「竹田陽一先生」が書かれた『小さな会社★社長のルール』という本に出会ったのです。
表紙には、「大きな会社と小さな会社の経営は180度違う!」と帯に大きく書かれた真っ赤な本には、小さな文字で「ランチェスター経営 成功への実践手法」と書かれていました。
ですから、どちらかと言えばランチェスターの本として買ったと言うよりは、当時ベンチャーとしてライバルだらけで競合の激しい首都圏でどうやって戦うべきかを考えている私に、中小企業の戦い方のヒントになるものを教えてくれる本としての期待感で入手したと言えます。
その本をきっかけにして私は『竹田陽一先生』の門下生となり、以来ずっと『竹田陽一先生』から直接『ランチェスター経営戦略』についてのご指導を受けさせて頂いております。
しかし私が「竹田陽一先生」から直接ご指導を頂くにあたってほんとうに驚いたのは、先生は『ランチェスター経営戦略』を『竹田ランチェスター・モデル』までに高めていらっしゃった事です。
単に電卓を持ち寄って法則についての勉強をするのではなく、東京商工リサーチ時代のご経験を生かされてランチェスターの法則から『経営の原理原則』に基づいたしっかりとした「経営哲学」を導きだされていらっしゃったのです。
竹田陽一先生は本田技研の創業者である故本田宗一郎氏も著書の中で書かれていらっしゃる通り「人類の歴史は発明よりも発見の歴史である」事を感じさせられるレベルにまでランチェスターの法則を「経営の原理原則」をしっかりと押さえた「中小企業の勝ち方のルール」にまでリフトアップされたのです。
大袈裟かもしれませんが、この竹田陽一先生の業績は日本国中の経営に真剣に取り組む中小企業、個人経営者の皆さんに取りましては「日本の経済史上に残る偉業」であると私は確信しております。
これを知っているのと知らないとでは経営と言うものを通して、人生が天と地ほども開きのあるものになる事は間違いないでしょう!
本題であります、「ランチェスターとは?」という問いかけに対しましては、竹田陽一先生の著書である「プロ★社長」(中経出版社)に、初めてランチェスターに触れる方にも非常に分かりやすく、はっきりとした内容で書かれていますので抜粋してご紹介させていただきたいと思います。 「では、竹田先生、お願い致します!!」
竹田陽一先生著『プロ★社長』(中経出版社刊より)P87ページより
よき将軍になるには自分が責任を持って担当すべき役目を正しく認識し、次の役目のやり方や役目の手の打ち方の実力を高める必要があります。
もし将軍が自分が責任を持って担当すべき役目を正しく認識していないばかりか、やり方や手の打ち方の実力も低いなら、戦うたびに負けるので、やがて部隊は全滅します。
これは社長についてもまったく同じ事が言えます。
もし社長が自分が責任を持って担当すべき役割を正しく認識していなかったり、仮に認識していてもそのやり方の実力が低ければ、競争に負けるので必ず業績が悪くなります。
社長の役目は戦略を「将軍の術」と語源に戻す事でおおよそつかめますが、「そのやり方」や「手の打ち方」は依然としてはっきりしません。
これが原因となり全社的な経営のやり方や全社的な手の打ち方も人によってバラバラで、これが業績不振の大きな原因になっています。
これにはっきりとした道筋をつけてくれたのが・・・
【ランチェスターの法則】
です。
法則を考えたフレデリック・W・ランチェスター(1868年~1946年)は英国人で、自動車会社を12年間経営したあと、40歳のときに会社を売却して技術コンサルタントになった人です。
ランチェスターは第1次世界大戦が始まったおよそ2ヶ月後の1914年10月2日に、「ピタゴラスの定理」にインスピレーションを得て2つの法則を発表しました。
2つの式の違いには、量に当たる兵力数に「2乗」がついているかどうかだけです。
このなんでもない2つの公式の研究から、経営には2種類のやり方があることが分かりました。それが「強者の戦略」と「弱者の戦略」です。
ちなみに「強者の戦略」と「弱者の戦略」という刺激的で説得力のある表現をした人は奥田正二氏で、1960年12月『「企業間競争と技術」(東洋経済新報社)と言う本で発表しています。
※日本ではランチェスターは第1次世界大戦における空中戦のデータを分析していたときに法則を考えついた、と伝えられていましたが、本格的な空中戦が始まるのは、法則が発表されてからおよそ「1年半後」になりますからこれは誤りです。
なかにはランチェスターは地上戦闘のデータも集めて分析したと説明しているコンサルタントもいますが、このような事実もまったくありません。
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第1法則 攻撃力 = 兵力数 × 武器性能
⇒ 「弱者の戦略」=99.5%を占める小さな会社の戦略
小さい会社は人数(兵力数)が少ないので、「接近戦」や「一騎打ち」に持ち込まないと不利になる
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第2法則 攻撃力 = 兵力数2(乗)× 武器性能
⇒ 「強者の戦略」=0.5%の大きな会社の戦略
大きな会社は人数(兵力数)が多いので、「間隔戦」や「広域戦」にすると、数のメリットを有効に活用できる。
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戦 闘
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経 営
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強者の戦略
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弱者の戦略
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強者の戦略
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弱者の戦略
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兵器
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射程距離が長いものが有利
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射程距離が短いものが有利
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商
品
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間隔戦、広域戦が有利
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接近戦、一騎打ちがしやすい商品・専用商品が有利
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戦法
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間隔戦のほうが有利
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接近戦や一騎打ちが有利
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営
業
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間隔戦、広域戦が有利
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接近戦が有利。エンドユーザー直販などが有利
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戦場
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広くて見通しのよい場所が有利
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接近戦や一騎打ちができる、狭く身を隠せる場所が有利
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エ
リ
ア
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大都市などの広域戦が有利
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接近戦、一騎打ちがしやすい地域、地方などが有利
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